私たちのストーリー

私たちの使命。

2050年。遠いようで近い将来、海洋における魚類の総量(約8億t)をそれまでに生産されるプラスチックの総量(約330億t)の約3%(約10億t)が海洋に入り込んだだけで超えると言われており現在もプラスチックによる海洋汚染は進む一方なのです。その中で今を生きる私達ができることは何だろうかと考えました。

今私たちが普段何気なく着ている衣類にも繊維としてプラスチックが多く使われています。そこで我々Mulinoが提案するのは、久米繊維株式会社の化学繊維を一切使用しないコットン100%Tシャツ×Mulinoのデザイン。さらにTシャツ一枚あたり5%を環境保護団体に寄付を行うと同時に我々が主催するビーチクリーン活動を行うことで、海を守ることの手伝いを始めようと立ち上がりました。環境保護活動を身近なものとして感じ、その一歩を踏み出す後押しを致します。着ることで参加できる環境保護活動をアパレルブランドとして沢山の人々に広めることが私たちの使命です。

 

環境問題へのとり組み

創業者の木村美海はサーフィンの大会や練習などの活動を通じて日本各地や様々な国(インドネシア、アメリカ本土とハワイ、オーストラリア、フィリピン、シンガポール)の海を見てきました。特に日本や東南アジア諸国の海洋汚染、プラスチックゴミ問題は早急に解決しなければならない状況だと感じています。しかしながらオーストラリアやアメリカの環境への配慮や法整備が充実していることにも同時に驚かされたのも事実です。そこでサーフィンをして海からたくさんの物を貰っている者として、地球に住むものとして、私なりの視点でこの環境問題に立ち向かえないかと考えスタートしました。

普段街を歩いていると実感することは難しいかもしれませんが、浜辺を歩いていると実に多様で多国籍なプラスチックゴミを目にします。そしてそれは近年増加傾向にあり、そのまま放置されている事が現状なのです。お世辞にも綺麗な海とは言えません。そこで我々はアパレルを販売するだけではなく、商品への責任と販売後の責任を持ち環境改善への投資と行動をします。リサイクル事業も積極的に行い持続可能なアパレルの価値を提供し、少しでも綺麗な海を未来に残したいたいと考えています。

実際、毎日ペットボトルを1つ拾うことは難しい事かも知れません。地球温暖化を、海洋汚染を一人で止めることは現実的では無いのかも知れません。しかし、このMulinoの商品を購入することで環境保護運動を行えてさらに行動するきっかけを提供することが出来ると考えます。

 

製造過程を知る

半世紀以上にわたってジャパンメイドにこだわりを持ってTシャツを作り続けている久米繊維工業株式会社のボディを採用しています。私たちがこのボディを選び、刺繍を施す理由は環境への大きな配慮です。Tシャツを作る際には大きな電力と労働力を要します。多くのファッションブランドは製造を海外の賃金が安く、環境への汚染も多く行われているのが現状なのです。

しかしながら久米繊維工業株式会社は、製造過程を細分化し、多くの職人の方
々がプライドを持って日本製の品質を支えています。そして、会社の電気をクリーンエネルギー由来のものに変えるという取り組みもされており、久米繊維工業株式会社は、一部の商品にオーガニックコットンを使用したり、
グリーン電力を使用した日本でのモノづくりを大切にしており、Mulinoの考え方と合致しています。そうして作られたボディはMulinoに送られて刺繍を施されております。全ての過程でハンドメイド、環境への負荷をできるだけ下げ、責任を持って商品をお届けしています。